コーヒーはアルコール分解を早める?二日酔い対策&治し方
コーヒーを飲むことでアルコールの分解が早まるという話を聞いたことはないでしょうか。
この話を聞いて「二日酔いにコーヒーが良いのかな?」と思った人もいるでしょう。
結論から申し上げるとコーヒーには、アルコール分解を早める効果はありません。
しかし、コーヒーにはアルコール分解によって生成された成分の排出を促進する効果があります。
そのため、二日酔い対策としてコーヒーは有効です。
この記事では
- コーヒーはアルコール分解を早めるのか?
- コーヒーとアルコールは同時に摂取してもいい?
- 【症状別】二日酔いとコーヒーの関係
- 二日酔い対策のコーヒーの飲み方
などコーヒーとアルコールの関係性について解説していきます。
二日酔い対策も解説するので、ぜひ参考にしてください!
自宅でコーヒーを飲もうとしたらコーヒー豆がない!ってことありませんか?
コーヒー豆のサブスクを活用すれば、コーヒー豆の買い忘れの心配なく毎日おいしいコーヒーが楽しめます!
下記の記事では、コーヒー豆のサブスク・定期便を紹介しています。
コーヒー豆のサブスク・定期便おすすめ人気ランキングはこちら>>
美味しいコーヒーを飲みながら今よりも体重を3Kgダイエットできたら良いですよね?
ダイエットコーヒーを活用すれば、おいしいコーヒーを飲みながらダイエットをすることができますよ!
下記の記事では飲みやすくて効果が出るダイエットコーヒーを紹介しています。
コーヒーはアルコール分解を早めるのか?
コーヒーがアルコール分解を早めるかどうかについてですが、コーヒー自体にアルコール分解を早める作用はありません。
ただし、コーヒーの利尿作用によって肝臓でアルコール分解をした際に発生するアセトアルデヒドの排出を促進する効果が期待できるので、アルコール分解を補助する効果が期待できます。
また、コーヒーには肝がんの発生率を低下させる効果も確認されているので、肝臓に良い飲み物と言えるでしょう。
コーヒーをほとんど飲まない人と比べ、ほぼ毎日飲む人では肝がんの発生率が約半分に減少し、1日の摂取量が増えるほど発生率が低下し、1日5杯以上飲む人では、肝がんの発生率は4分の1にまで低下していました。発生率の低下は男女に関係なく見られていました。
がん対策研究所 コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について
コーヒーとアルコールは同時に摂取してもいい?
コーヒーとアルコールを同時に飲むことは、あまりおすすめしません。
理由は、コーヒーに含まれるカフェインの覚醒作用にあります。
このカフェインの覚醒効果によって酔いが感じにくくなり、結果的に普段よりも飲酒量が増える可能性があります。
気づかないうちに飲みすぎてしまうということですね。
当日は大丈夫でも翌日の二日酔いがいつもよりひどいということも起こってしまいます。
また、単純に飲酒量が増えるので、肝臓に負担がかかるというリスクもあります。
飲酒時のコーヒーの活用法としては、飲み会後や終盤に飲むという方法です。
コーヒー自体には、酔いを軽減する効果があるので、酔いがさめた状態で帰宅することができます。
足がふらふらで帰るのに苦労したということが少なくなるでしょう。
基本的には、お酒を飲みながらコーヒーを飲むということは避けてください。
二日酔いの頭痛にコーヒーは効く?
コーヒーに含まれているカフェインの覚醒作用によって、二日酔いの頭痛が一時的に緩和されることがあります。
ただし、コーヒーを飲むことでアルコール分解が早まるわけではありません。
アルコール分解を早めるわけではありませんが、コーヒーの利尿作用によってアセトアルデヒドの排出が促進されます。
そのため、二日酔いの症状が出る時間を短くすることができるでしょう。
ただ、利尿作用によって脱水症状になる恐れがあります。
コーヒーを摂取する場合は、コーヒー以外の水分も摂取するように心がけましょう。
コーヒー利尿作用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひご覧ください!
関連記事:コーヒーの利尿作用は何時間続く?カフェインの効果が出る摂取量や持続時間を解説
コーヒーで二日酔いは悪化しない?
二日酔いの際にコーヒーを飲んだ場合、基本的に症状が悪化することはないとされています。
むしろ、利尿作用がアセトアルデヒドの排出を促進するので、二日酔いの時間を短縮する効果が期待できます。
ただし、この利尿作用には脱水症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
また、そもそもコーヒー自体が体質的にあまり合わない人は、胃痛などの別の症状を引き起こすことが考えられます。
二日酔いの解消には、バランスの取れた食事と十分な休息が基本です。
コーヒーは、あくまで補助的な手段として利用するのが良いでしょう。
【症状別】二日酔いとコーヒーの関係
二日酔いと一言で言っても様々な症状がありますよね。
ここでは、コーヒーと二日酔いの関係を症状別に詳しく見ていきます。
ではそれぞれ詳しく解説していきますね!
頭痛
二日酔いで頭痛になるという人って多いですよね。
この二日酔いの頭痛に対して、コーヒーを飲むことは有効です。
コーヒーに含まれるカフェインには、覚醒作用があります。
この覚醒作用が二日酔いの頭痛を和らげる効果が期待できるのです。
コーヒーを飲んでから30分ほどで覚醒作用が働き始め、2~3時間でピークになります。
3時間が過ぎると徐々に効果が薄れていきます。
そのため、効果は一時的になりますが、すぐに頭痛をどうにかしたいという場合には、対策としてコーヒーを飲むことはかなり有効です。
また、コーヒーの利尿作用によってアセトアルデヒドの排出が促進されるので、カフェインの覚醒作用が効いている間に、二日酔い自体が改善されることも期待できます。
疲労感、脱力感
二日酔いの疲労感や脱力感ってしんどいですよね。
この二日酔いの疲労感や脱力感にもカフェインの覚醒作用が有効です。
ただし、一時的に改善するだけなので根本的な疲労が回復するわけではありません。
そのため、終わらせないといけない仕事があるなどどうしても必要な時だけコーヒーを飲みましょう。
基本的に、二日酔いの疲労感や脱力感に対しては、体を休めることが大事です。
吐き気、胸やけ
二日酔いで吐き気や胸やけがある時にコーヒーを飲むのは絶対に避けてください。
コーヒーには、胃腸の働きを促進する効果があるのですが、二日酔いでダメージを受けている胃腸にはかなりの負担になってしまいます。
そのため、コーヒーを飲むと逆に悪化してしまう可能性があるのです。
二日酔いで吐き気や胸やけがある場合は、水分補給を意識して回復に努めるようにしましょう。
二日酔い対策のコーヒーの飲み方
二日酔い対策でコーヒーを飲む場合の飲み方について注意する点がいくつかあります。
ではそれぞれ解説していきますね!
砂糖やミルクを入れてもOK
二日酔い対策でコーヒーを飲む際、砂糖やミルクを入れても効果に大きな影響はありません。
むしろ、二日酔い対策で砂糖やミルクを入れてコーヒーを飲むのはおすすめです。
アルコールを分解する際に、多くの糖質が使われます。
そのため、二日酔いになっている時は、体が糖分不足になっている可能性が非常に高いのです。
また、二日酔いになっているときは、吐き気や胸やけなどの症状が出ていなくても胃腸は弱っていることが多いです。
体の負担面からもブラックコーヒーに比べて胃腸の負担が軽減できる砂糖・ミルク入りのコーヒーを飲んだ方が良いでしょう。
コーヒーの飲みすぎには注意
二日酔いの症状を抑えたいからとコーヒーをガブガブ飲むのは控えてください。
逆に、カフェインの過剰摂取で体調をさらに崩してしまう恐れがあります。
どうしても1日に何杯も飲みたい場合は、3時間1杯のペースで飲むようにしてください。
コーヒーを飲んでから3時間ほどでカフェインの血中濃度がピークになるので、3時間おきに飲めば過剰摂取になることはないでしょう。
コーヒーの飲みすぎについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひご覧ください!
関連記事:ブラックコーヒーの飲みすぎは危険?健康への影響や1日の飲む量を解説
コーヒー以外の水分補給もする
コーヒーを飲んだ際は、利尿作用によって水分が体外に排出されるので、水分補給をしっかりすることが重要です。
体内の水分が摂取したコーヒーの水分以上に失われるため、脱水症状になる恐れがあります。
そのため、水など利尿作用がない飲み物で水分補給をする必要があります。
例えばコーヒーを1杯飲んだ場合は、その後に同じくらいの量の水を飲むことが理想的です。
二日酔いの対策でコーヒーを飲む際には、水分補給にも注意を払いましょう。
コーヒーとアルコール分解に関するQ&A
コーヒーとアルコール分解についてのよくあるQ&Aにお答えしていきます。
飲酒後にコーヒーを飲みたくなるのはなぜ?
コーヒーってシャキッとしたいときに飲みたくなりませんか?
飲酒後にコーヒーが飲みたくなるのもそれと同じでしょう。
コーヒーで酔いをさましたいから飲みたくなるのです。
実際、カフェインの覚醒作用で酔い軽減されるので、コーヒーで酔いがさめた経験がある人は飲酒後にコーヒーを飲みたくなるのだと思います。
特に、飲み会が終わってもう帰るだけというときや飲みすぎて一度落ち着きたい時にコーヒーを飲みたくなりますよね。
コーヒーで二日酔いを防止する方法はある?
コーヒーで二日酔いを防止する方法としては、コーヒー以外に水分と糖分を取ることが大事になります。
アルコール分解には、糖分が必要になるので飲酒後に糖分をとるとアルコール分解が促進されます。
糖分の摂取は、100%のフルーツジュースやチョコレートなどをコンビニで買えばOKです。
加えてコーヒーを飲めば、利尿作用によってアルコール分解で生成されたアセトアルデヒドの排出が促進されるので、次の日に二日酔いになることはないでしょう。
この際に気を付けることは、脱水症状にならないように十分な水分補給を行うことです。
コーヒー・糖分・水分を意識すれば二日酔いを予防できるでしょう。
コーヒーは二日酔い対策として即効性はあるのか?
コーヒーは二日酔い対策として即効性があるかについては、頭痛や疲労感についてはあるというのが答えになります。
頭痛や疲労感に関しては、カフェインの覚醒作用が働くので、30分程度で効果が出てきます。
とはいえ、コーヒーの覚醒作用は一時的なものなので、水分補給と十分な休息で回復させるのが基本です。
水分に加えて、糖分を意識して摂取するとアルコールの分解が促進されるので、糖分も摂取するようにしましょう。
コーヒーはアルコール分解した成分の排出を早める!:まとめ
コーヒーの利尿作用には、アルコール分解で生成されたアセトアルデヒドの排出を早める作用があります。
そのため、コーヒーを飲むと二日酔いが早く治すことができます。
注意点としては、水分補給をしっかり行うことです。
コーヒーだけ飲んでいると脱水症状になるので、コーヒー以外でも水分補給を行いましょう。
また、糖分の摂取も重要になります。
コーヒー自体には、アセトアルデヒドの排出を促進するだけで、アルコール分解を早める効果はありません。
糖分を摂取するとアルコール分解を促進することができます。
そのため、糖分を摂取してコーヒーを飲むとアルコール分解とアセトアルデヒドの排出の両方が早まり、二日酔いの改善が早くなるのです。
コーヒーの働きを理解して、二日酔い対策にコーヒーをうまく利用しましょう!