コーヒーのかすは肥料に使える?作り方や効果・注意点を解説します!
コーヒーを淹れた後のかすが肥料になるってご存じですか?
実は、コーヒーのかすで作った肥料は自作できる良質な有機肥料として有名なんです!
「趣味でガーデニングをしてるけど、コーヒーのかすは捨ててた」という方は、ぜひ肥料に活用してみてください。
この記事では
- コーヒーかすを使った肥料の作り方
- コーヒーかす肥料の効果や注意点
などを解説していきます。
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コーヒーかすは肥料として再利用ができる?
コーヒーかすは、そのまま肥料として使うことはできませんが、ひと手間加えることで良質な有機肥料になります。
焙煎したコーヒー豆は、多数の小さな穴が空いている構造になっており、その穴が土の水分や悪臭物質などを吸収し、土全体のバランスを整える役割を果たします。
コーヒーかすに肥料を使うことで、土壌改善を行うことができるのです。
コーヒーかすを使った肥料の作り方
コーヒーかすを肥料にするには、コーヒーかすと腐葉土などを混ぜ合わせて2カ月ほど発酵させる必要があります。
発酵と聞くと難しそうに感じますが、専門的なことをする必要は全くないので安心してください。
それでは、コーヒーかすを使った肥料の作り方について解説していきます!
用意するもの
- コーヒーのかす
- 腐葉土や米ぬかなど
※ネット購入可 - ダンボール
- 植木鉢やバケツなど
- ガムテープ
- 新聞紙
- いらないタオル
- スコップ
用意するものは、こちらの8つです。
まずダンボールを組み立てて、底をガムテープで固定します。
ダンボールにコーヒーのかすや腐葉土を入れて発酵させるので、底が抜けないようにしっかり固定しましょう。
組み立てたダンボールの中は、肥料や水が漏れないように新聞紙を敷いてカバーします。
新聞紙を底と側面に敷き、各面新聞紙が2枚以上になるように敷いていきましょう。
通気性を確保する必要があるので、ビニール袋などは使用しないでください。
コーヒーかすと腐葉土を混ぜる
ダンボールの準備ができたら、腐葉土(米ぬか)とコーヒーかすをダンボールに入れます。
注意点としては、コーヒーかすをよく乾燥させてから入れることです。
濡れたままだとカビの原因になります。
腐葉土や米ぬかは、ネットで簡単に手に入ります。
腐葉土(米ぬか)とコーヒーかすの割合は、腐葉土(米ぬか)7割・コーヒーかす3割にしましょう。
コーヒーかすを全体に混ぜ合わせる必要があるので、先に腐葉土(米ぬか)を入れてください。
先に腐葉土(米ぬか)を入れることで、底にコーヒーかすが溜まるのを防ぎます。
腐葉土(米ぬか)とコーヒーかすをスコップでしっかり混ぜて、雨や虫が入らないように上にタオルをかぶせて完了です。
できあがったダンボールをバケツの上などに乗せて通気性を確保します。
置く場所もなるべく風通し良いところを選びましょう。
毎日混ぜて肥料を育てる
ダンボールに腐葉土とコーヒーかすを入れて終わりではありません。
発酵を促進させるために毎日かき混ぜて、空気を取り込む必要があります。
コーヒーかす肥料で一番大事なのが毎日かき混ぜるということです。
かき混ぜる際に肥料にほのかな温かみがあれば、しっかり発酵が進んでいる証拠です。
温かくなっていなければ発酵していないので、腐葉土の量を増やしましょう。
また、途中でコーヒーかすを追加してもいいですが、追加後数日は発酵ができているか注意して観察してください。
コーヒーかすで肥料を作るときのポイント
コーヒーかすで肥料を作る時のポイントをまとめたものがこちら
- コーヒーかす3割、腐葉土7割
- 風通しのいい場所に置く
- 毎日丁寧にかき混ぜる
- コーヒーかすをしっかり乾かす
コーヒーかすで肥料を作る時は、この4つのポイントを意識しましょう。
そうすれば、自宅でも素晴らしい肥料が作れるようになります!
コーヒーかす肥料の4つ効果
コーヒーかす肥料を使うとどのような効果があるのか気になりますよね。
コーヒーかす肥料の主な効果はこちら
4つとも良さそうな効果ですね!
では、1つ1つ解説していきます。
①堆肥を消臭する効果
冒頭でもお話しした通り、焙煎したコーヒー豆には多数の小さな穴が空いています。
これは多孔質構造と呼ばれるもので、においを吸収する性質があります。
肥料にコーヒーを混ぜるとこの多孔質構造の効果によって、肥料のにおいを軽減することが可能です。
ベランダでのガーデニングなど、においが気になる場所で使うのにコーヒーかす肥料は最適です。
②コーヒー豆がミミズを呼んでくる
「ミミズがいる土は良い土」という言葉を聞いたことはありませんか?
その理由は、ミミズの出すフンにあります。
ミミズのフンは、土の栄養成分を植物が吸収しやすい形態にしたり、土の通気性を良くする効果があるからです。
このような効果からミミズがエサを食べて出したフンは、「畑の黄金」とガーデナーの間では呼ばれています。
「畑の黄金」は、ミミズコンポストなどの名称で肥料としても販売されているほどです。
この植物にとって良いことだらけのミミズをコーヒーは呼び寄せるんです。
ミミズはコーヒーのかすが大好物なので、肥料にコーヒーのかすが入っていると寄ってきます。
そして、コーヒーかすを食べてガンガン「畑の黄金」を出してくれるのです。
③コーヒーには土に必要な養分がたくさん
コーヒーかすには肥料の3要素と呼ばれるNPK(窒素・リン酸・カリ)が含まれており、肥料を作る上で理想的な材料です。
3要素以外にも銅やマンガンなど植物に必要な成分がたくさん含まれています。
またコーヒーかすは、特殊肥料とも呼ばれています。
特殊肥料とは、肥料成分の含有量以外の価値を持っているということです。
簡単に言うと栄養以外にも効果がある肥料ということです。
先程お話しした防臭効果やミミズによる通気性の向上などが栄養以外の効果にあたります。
④虫よけ効果があり害虫対策になる
コーヒー豆に含まれているタンニンやカフェインには、虫よけの効果があります。
肥料にコーヒーかすを使うことによって、害虫を寄せ付けにくくなる効果が期待できます。
化学物質を使わずに害虫対策ができるので、無農薬栽培を行いたいという方にはうってつけです!
コーヒーかすを肥料にする際の注意点
コーヒーかすを肥料として使うには、注意点があります。
発酵前のコーヒーかすは、使い方を間違えると植物を枯らしてしまう恐れがあるので気を付けましょう。
では解説していきますね。
大事なことなので、ぜひ読んでいってください!
コーヒーかすをそのまままく
コーヒーかすは撥水性があるので、そのまま土に撒くのはやめてください。
土に水が入りにくくなったり、水たまりができてカビの原因になったりします。
また、コーヒーかすは発芽を阻害するので、種子が発芽しないということが起こってしまいます。
くれぐれも植物の根元にコーヒーかすを盛るなんてことはしないでください。
植物が枯れる直接的な原因になってしまいます。
土に直接コーヒーかすを混ぜる
コーヒーかす発酵させずに直接土に混ぜるのもNGです。
発酵していないコーヒーかすには、発芽を阻害する効果以外にも植物の成長を阻害する効果があります。
成長を阻害する効果のあるコーヒーかすを土に混ぜてしまうと植物が栄養を上手く吸収できずに枯れてしまいます。
また、炭素の多いコーヒーかすを直接土に混ぜると微生物の活動が活発になり、土壌の窒素が枯渇します。
窒素は植物の成長に欠かせない成分なので、窒素が枯渇すると成長できなくなります。
窒素枯渇を防ぐために、コーヒーかすを腐葉土などで発酵させてから使用する必要があるのです。
コーヒーかすを使った肥料の作り方を理解しましょう!
コーヒーかすを使った肥料は、豊富な栄養分・消臭効果・害虫対策などさまざまな効果がある素晴らしい肥料です。
また、ダンボールやスコップなど簡単に揃うものを使って家で作ることができるのも魅力的ですね。
コーヒーかす肥料に挑戦して、あなたのガーデニングをワンランク上に引き上げてみましょう!