水出しコーヒーの賞味期限は?日持ちする保存方法や作り置きについて解説
自宅でも手軽にできるコーヒーとして、最近注目を集めている水出しコーヒーをご存じでしょうか?
コールドブリューコーヒーと呼ばれることもあります。
この水出しコーヒーですが、一度に大量に作れるので数日分をまとめて作るという方が結構多いんですよね。
「大量に作れるけど、水出しコーヒーの賞味期限ってどれくらいなのかな?」という疑問を持ったことはないでしょうか。
普通のドリップコーヒーと比べて、水出しコーヒーの方が日持ちがすると聞いたことがある方もいるでしょう。
実際、水出しコーヒーの賞味期限がどのくらいなのか気になりますよね。
この記事では
- 水出しコーヒーの特徴とその魅力
- 水出しコーヒーの賞味期限
- 作り置きした水出しコーヒーの保存方法
など水出しコーヒーの賞味期限や保存方法について解説します。
水出しコーヒーの賞味期限を理解して、美味しいコーヒーを楽しみましょう!
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水出しコーヒーの特徴とその魅力
水出しコーヒーは、冷水で抽出するため基本的にはアイスコーヒーとして楽しむコーヒーになります。
また、熱湯で抽出するドリップコーヒーとは異なる味わいを持つコーヒーでもあります。
ここでは、水出しコーヒーがどんな飲み物なのかについて解説します。
これを読めば、水出しコーヒーとはどんな飲み物かがわかりますよ!
水出しコーヒーとは?
水出しコーヒーとは、コーヒー豆を水に漬けて抽出したコーヒーのことです。
作り方は、挽いたコーヒー豆をお茶パックに入れ水に漬けて8時間抽出するだけです。
コーヒー豆と水の割合は「コーヒー豆:水=1:12」にしてください。
熱湯で抽出するドリップコーヒーと違い冷水で抽出するので、抽出が完了するのに8時間ほどかかります。
完成までに時間はかかりますが、お茶パックにコーヒー豆を入れて水に漬けるだけと手軽に作れるのが特徴です。
また、誰が作っても味がバラつきにくいので、自宅で美味しいコーヒーを楽しみたい方におすすめの抽出方法です。
熱湯で抽出するコーヒーとの違い
水出しコーヒーは、熱湯ではなく冷水でゆっくり抽出するため、まろやかで酸味が少ないコーヒーになりやすいです。
そのため、口当たりがよく飲みやすい味わいになります。
また、冷蔵庫で保存しながら抽出するので、夏の暑い時期などにはピッタリです。
同じ豆を使っても熱湯で抽出したドリップコーヒーと水出しコーヒーでは、全く違った味わいになります。
少し酸味がきつくて苦手だなというコーヒー豆があれば、一度水出しコーヒーで抽出してみるのもいいでしょう。
水出しコーヒーの賞味期限とその理由
作り置きする場合、水出しコーヒーの賞味期限がどれくらいなのかって気になりますよね。
賞味期限が切れたらどうなるのかを知りたい人も多いでしょう。
ここからは、水出しコーヒーの賞味期限について解説していきます。
賞味期限を正しく理解して、安全に水出しコーヒーを楽しみましょう。
水出しコーヒーの賞味期限は?
水出しコーヒーの賞味期限は、抽出が完了してから大体2~3日程度です。
ただし、賞味期限は保存状態によって変わります。
2~3日というのは、冷蔵庫での保存を前提としているので、常温だと1日と持たないでしょう。
特に、夏場は常温保存は絶対に避けてください。
冷蔵庫での保存は、冷たい状態で保存されるため酸化や細菌の繁殖が遅くなりますが、時間が経つと風味や香りが低下する可能性があります。
賞味期限内であってもできるだけ早めに飲むことをおすすめします。
2~3日はあくまでも目安なので、においや味がおかしい場合は賞味期限内でも飲むのはやめてください。
賞味期限が設定される理由
水出しコーヒーには賞味期限が設定される理由には、長時間保存と酸化の2つがあります。
水出しコーヒーは時間をかけて抽出することに加えて、作り置きで長時間保存することが多い飲み物です。
保存期間が長いため通常のコーヒーに比べて、水出しコーヒーは雑菌やカビの繁殖が起こりやすくなります。
これにより、コーヒーの味や品質が損なわれる可能性があるのです。
また、コーヒーは酸化しやすい性質を持っています。
コーヒーは酸化すると風味や香りを損なうだけでなく、酸化したコーヒーには苦味や酸味が増してしまうこともあります。
なので、おいしい状態のコーヒーを楽しむためにも賞味期限内で飲みましょう。
正しい保存方法や適切な容器の選び方を守りながら、水出しコーヒーを楽しんでください。
作り置きした水出しコーヒーの保存方法
水出しコーヒーは作り置きすることが多いので、美味しく楽しむためには正しい保存方法で保存することが重要になります。
ここでは、水出しコーヒーをどのように保存すれば良いかをご紹介します。
解説するポイントを守ることで、作り置きした水出しコーヒーの美味しさを長持ちさせることができます。
保存方法をちゃんとすれば、自宅でいつでも美味しい水出しコーヒーを楽しむことができますよ!
正しい保存方法とは?
水出しコーヒーを長く美味しく楽しむためには、正しく保存することが非常に重要になります。
まず、コーヒーの酸化を防ぐために冷蔵庫で保存をしましょう。
コーヒーの酸化は、「酸素・熱・光」で進みます。
冷蔵庫での保存は、この内の2つである熱と光を防ぐことができるのでコーヒーの酸化をかなり抑えることができます。
抽出中も酸化は進行するので、水にコーヒー豆を入れたらすぐに冷蔵庫に入れてください。
飲むときだけ冷蔵庫から出して、それ以外はずっと冷蔵庫に入れておきましょう。
コーヒーの作り置きや酸化については、こちらの記事で詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひご覧ください!
関連記事:コーヒーの作り置きが体に悪いって本当?賞味期限や保存方法についても解説
保存容器の選び方
水出しコーヒーの保存は、保存容器の選び方も重要です。
ガラス製の容器やステンレス製のボトルが適しており、香りや味を損なわずに保存することができます。
プラスチック容器は香りが移る可能性があるため、避けた方がいいでしょう。
また、密閉性の高い容器を選ぶこともポイントです。
コーヒーは空気に触れることで酸化し、風味や香りが失われてしまいます。
そのため、密閉性の高い容器を選ぶことでより鮮度を保つことができます。
わからない場合は、コーヒー器具メーカーから水出しコーヒー用の容器が発売されているので、その中から選ぶのがいいでしょう。
ハリオのフィルターインコーヒーボトルは、密閉性が高い上に注ぎ口が付いているので、使い勝手がかなり良くておすすめです。
水出しコーヒー作る際の適量
水出しコーヒーの賞味期限が2~3日なので、賞味期限内に飲み切れる量を作るのが適量です。
1日コップ1杯(150ml~200ml)の水出しコーヒーを飲む場合は、500mlが適量の目安になります。
作る量の目安については、下の表を参考にしてみてください。
飲む人数 | 1日1杯 | 1日2杯 | 1日3杯 |
1人 | 500ml | 1000ml | 1500ml |
2人 | 1000ml | 2000ml | 3000ml |
3人 | 1500ml | 3000ml | 4500ml |
水出しコーヒーやアイスコーヒーに関するQ&A
ここでは、よくある水出しコーヒーやアイスコーヒーのQ&Aにお答えしていきます。
では1つずつ解説していきますね!
カルディの水出しコーヒーは日持ちする?
カルディコーヒーファーム
カルディの水出しコーヒー(カフェカルディドリップ ウォータードリップコーヒー)は、未開封の状態だと1年ほど賞味期限があるので、かなり日持ちがするコーヒーです。
カルディの水出しコーヒーは、挽いたコーヒー豆がパックに入っている状態なので、袋から開封して水に入れるだけと非常に手軽に作れます。
注意点としては、抽出した後の賞味期限は他の水出しコーヒーと同様に2~3日ということです。
また、水に入れてなくても袋(個包装)から出してしまうとコーヒー豆が空気に触れて豆の酸化が始まります。
袋から開封したらなるべく早く水に入れて抽出を始めましょう。
魔法瓶で水出しコーヒーの作り置きはできる?
魔法瓶は、非常に保温性に優れた容器なので水出しコーヒーの作り置きに活用できます。
魔法瓶で水出しコーヒーを作り置きする際の注意する点は、冷蔵庫に入れても意味がないということです。
良くも悪くも魔法瓶が保温性が非常に高いので、外気温の影響を受けません。
魔法瓶に入れた時の温度を保持するので、アイスコーヒーで作り置きしたい場合は冷えた状態で魔法瓶に入れましょう。
ホットコーヒーを冷蔵庫で冷やすのはあり?
ホットコーヒーを冷蔵庫で冷やすのはおすすめしません。
理由は、冷やしている間にコーヒーが酸化が進んでしまうからです。
ホットコーヒーを冷蔵庫で冷やす場合、アイスコーヒーになるまでに30分~1時間の時間がかかるでしょう。
この間に空気に触れて酸化が進み、コーヒーの風味が損なわれてまずくなります。
なので、ホットコーヒーを冷やす際は、氷を使用して急冷してください。
氷が溶けるのを見越して、濃い目にコーヒーを入れると美味しいアイスコーヒーになりますよ。
賞味期限を守って水出しコーヒーを楽しもう!
水出しコーヒーは、自宅で気軽に作れるコーヒーです。
また、熱湯でドリップしたコーヒーと比べて、風味や味が劣化しにくいという特徴もあります。
劣化しにくいので数日分を一度に作り置きしたくなりますが、水出しコーヒーの賞味期限は抽出後2~3日です。
水出しコーヒーを作る際は、賞味期限内に飲み切れる量に注意して、美味しい水出しコーヒーを楽しみましょう!